劇団アニマル王子 第12回公演『閃華:夏の夜の夢-咲き誇る華は蘭麝のごとく-』

開催日・開催期間
2009年12月17日~12月20日
イベント日程
12月17日 19:30
12月18日 14:00 / 19:30
12月19日 14:00 / 19:00
12月20日 13:00 / 17:30
全7ステージ、開場は各公演の30分前です。
団体
会場
会場住所
東京都武蔵野市中町1-15-10
脚本
松野正史
演出
松野正史
出演
スタッフ
【音響】坂田ひろの(ぺんぎんサウンド)
【照明】島田雄峰(lighting staff Ten-Holes)
【美術】坂享宣
【ヘアメイク】福田泉
【衣装】黒瀬空見
【振り付け】高城ようか
【舞台監督】ソマリ工房
【チラシデザイン】ヤマカワ
【写真撮影】可児秀樹/渡沼篤
チケット
前売 2,500円 当日 3,000円
劇団URL
http://www.animalo-ji.com/
説明
[あらすじ]
時は元禄、ここは吉原、江戸の浅草田園に広がる花街。吉原きっての大店・橘屋には、ひときわ輝く春美という花魁がいた。

春美花魁は恋人・欄院への想いを、偽りの世界・吉原でやっと見つけた真(まこと)と胸に秘め生きている。
一方、春美花魁の姉女郎である麗菜花魁は、春美にお職を奪われ、かつての恋人で馴染み客だった米問屋の主人・水戸まで春美に心移りされてなお、花魁としての品格を保っていた。

ある日、春美花魁は水戸の身請け話を断り、欄院と廓抜けの決心をする。
また、麗菜花魁は、とうとう水戸への想いをあらわにし、春美たちの後を追った水戸の後を追う。
おりしも橘屋では、主人の四周親方と、かつて吉原一と謳われた花魁、天美との祝言を明日に控え、盛大に宴が行われている最中だった。
騒ぎのさなか、大門の外では、職人に身を窶した(やつした)盗人3人組が 橘屋の祝言の騒ぎに乗じて盗みを企んでいた。狙うは桶屋の千両箱。
吉原を守る土地神・尾部乃司と大川の主神・蛇油汰姫の夫婦は、些細なことで喧嘩の毎日。
とうとう尾部乃司は、蛇油汰姫といざこざの末、従者の白乃丈に惚れ薬を用意させ、蛇油汰姫の瞼にように命じる。
さらに麗菜花魁の想いもかなえてやろうと白乃丈に呪(まじな)いの指示をするが、白乃丈が人違いをして事態は思わぬ方向へ。
惚れ薬の呪いで欄院と水戸は麗菜へ熱烈な求愛を始め、春美と麗菜も積年の恨みから大喧嘩。
いたずら好きの白乃丈、さらに一仕事終えた盗人・蕎麦屋五郎にも天狗の呪いをかけ、慌てふためく人間たちを見て大喜び。
春美と麗菜たちのいなくなった桶屋でも、足抜けした春美を切らんと水戸が刀を手に追ったと女郎たちが大騒ぎ。
頼みの葉月花魁も、かつて騙された盗人3人組の豆屋次郎と鉢合わせし、恨みを晴らさんと追い掛け回す始末。
番頭・伊吹の横領、その伊吹と天美花魁の浮気と、次から次へと疑惑が交差し吉原は大混乱に。

<江戸の色街、花の吉原は前代未聞の乱痴気騒ぎでございます―――>